目次
1 センターからのお知らせ
(1)「目の見えない方、見えにくい方のための福祉展」について
(2)「ふれあいの集い」について
(3)青森県立図書館からのお知らせ(レファレンスサービスのご案内)
(4)令和6年度視覚障がい者パソコン講習会のご案内
(5)関係機関の紹介「はら眼科」
(6)利用者アンケート報告
2 新刊録音図書の紹介
3 新刊点字図書の紹介
4 今月のトピックス
5 サピエ図書館新着図書の紹介
6 8月のカレンダー
編集・発行 |
青森県視覚障がい者情報センター |
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開館時間 | 平日 月曜日から金曜日 8時30分から17時15分 |
休館日 | 土曜日、日曜日、国民の休日及び年末年始 |
所 在 地 |
〒038-8585 青森市石江江渡5-1 青森県青森福祉庁舎3階 |
電話 | 017-782-7799 |
ファクス | 017-782-7228 |
aosise@aosise.com(代表) refere@aosise.com(貸出専用) |
|
ホームページ |
http://www.aosise.com/ |
1 センターからのお知らせ
(1)「目の見えない方、見えにくい方のための福祉展」について
令和6年9月1日(日曜日)10時から15時、青森市のウエディングプラザアラスカにて、福祉展を開催します。
見えない、見えにくい方はもちろん 、ご家族、サポートされている方、福祉施設関係者などの来場もお待ちしております。
※詳細は今月の青い森通信に同封しております。
(2)「ふれあいの集い」について
今年も年に一度の利用者・奉仕員・センター職員が一堂に会し、交流を深める目的で行っている「ふれあいの集い」をウエディングプラザアラスカにて、開催します。
午前中に表彰式、午後は交流会を行います。当日は株式会社イリエより、生活用具・情報機器などの展示もございますので、どうぞお気軽にご参加ください。
日時:令和6年10月20日(日曜日)11時~14時(10時30分より受付開始)
場所:ウエディングプラザアラスカ 4階 ダイヤモンド
内容:奉仕員表彰、生活用具・情報機器等の展示 他
参加費:1,000円(税込)
※詳細は青い森通信9月号にてお知らせいたします。お楽しみに。
(3)青森県立図書館からのお知らせ(レファレンスサービスのご案内)
青森県立図書館 参考・郷土室では、図書館にある資料などを利用して、皆さんの調べもののお手伝いをする「レファレンスサービス」を行っています。
例えば、次のようなご質問に対応いたします。
1 地名の由来を知りたい
2 ねぶたについて書かれた本はありますか?
質問の内容について、手がかりとなる情報を詳しくお知らせください。
ご紹介した資料は、サピエのほか、お近くの図書館までの貸出や、著作権の範囲内で該当部分を複写し、有料でご自宅へ送付することができます。
また、青森県視覚障がい者情報センターの対面リーディングサービスや点訳・音訳サービスを利用してお読みいただくこともできます。
ご質問は、来館や電話のほか、郵便、FAX、青森県立図書館ホームページのメールフォームでも受け付けています。
青森県視覚障がい者情報センターを通してのお申込みも可能です。
【レファレンス申込先】青森県立図書館 参考・郷土室
住所:〒030-0184 青森県青森市荒川字藤戸119-7
電話:017-729-4311
FAX:017-762-1757
メールフォーム:https://www.plib.pref.aomori.lg.jp/reference/apply/
(4)令和6年度視覚障がい者パソコン講習会のご案内
青森県身体障がい者福祉センターねむのき会館では、視覚障がい者の方のためのパソコン講習会を青森、八戸、弘前の3地区で開催いたします。
パソコン、iPhone(アイフォン)、iPad(アイパッド)の操作について、これから使ってみたいかたへのアドバイス、日常的に使用しているかたの質問や疑問など対応します。
少しでも気になることがありましたら、受講してみましょう。
受講を希望される方は、下記の日程をお確かめの上、青森県身体障がい者福祉センターねむのき会館(電話:017-738-5033)までお電話でお申込みください。講習の希望内容については、お申込みの際にお聞きします。
1.八戸会場 八戸市身体障害者更生館『作業室』
〒031-0001 八戸市類家4丁目3-1
開催日 9月15日(日曜日)、9月16日(月曜日・祝日)
開催時間 10時~12時 13時~15時(12時~13時休憩)
申込締切 9月7日(土曜日)
2.弘前会場 弘前市総合学習センター3階『第1研修室』
〒036-8085 弘前市末広4-10-1
開催日 9月22日(日曜日)、9月23日(月曜日・祝日)
開催時間 10時~12時 13時~15時(12時~13時休憩)
申込締切 9月14日(土曜日)
3.青森会場 青森県身体障がい者福祉センターねむのき会館2階『中会議室』
〒030-0122 青森市野尻字今田52-4
開催日 10月5日(土曜日)、10月6日(日曜日)
開催時間 10時~12時 13時~15時(12時~13時休憩)
申込締切 9月28日(土曜日)
*募集人数は各会場共通・午前2名、午後2名
注意事項
※受講当日に会場まで通うことが可能なかた
※ご自分のノートパソコン、iPadで受講可能です
※iPhoneについては、所有されているかた限定になります
※iPadはお貸しできます
※講習会場内は、付添のかたの同席可能です
(5)関係機関の紹介「はら眼科」
当院では、目の不自由な方に、ロービジョンケアをおこなっています。ロービジョンケアとは、見えにくいなど視覚的な障がいのため日常生活に支障をきたしている人に対してケアをおこなうことです。具体的には、拡大鏡などの補助具の選定、眩しさを軽減させる遮光眼鏡の選定などをします。治療とは違い、視機能を回復させることはできませんが、保有している視機能を最大限に活用できるようなアドバイスをしています。また、眼科で対応が難しい困り事などは、必要に応じて、他の教育・福祉施設などの情報提供やご紹介などもおこなっています。
見えにくさがあり、日常生活に困り事がある場合は、診察時に医師と視能訓練士と相談して、ロービジョンケアの予約をとります。(ゆっくり時間をとって相談するためですので、ご了承ください。)
不安や気になることがありましたら、ご相談ください。
担当:中 真也(視能訓練士)
はら眼科
所在地:青森県五所川原市中央1丁目40番地2
電話番号:0173-26-7171
業務内容:眼科一般の診療に加えて日帰りでの白内障手術・硝子体手術、網膜疾患に対する薬物治療なども積極的におこなっています。
(6)利用者アンケート報告
前号に引き続き、アンケートの結果をご報告いたします。
○「視覚障がい者情報機器操作講習会」について
回答数 15人
回答結果
大変満足 6人 40%
やや満足 3人 20%
普通 6人 40%
やや不満 0人 0%
大変不満 0人 0%
回答いただいた方が少ない中での回答ですが、おおむね満足しているという結果でした。
主な理由等
・点字を読むのに疲れてきたら参加したい
・毎年、弘前に来て欲しい
・プレクストークに限らず、デイジー図書を読める機器が増えているので、そんな機器の紹介もしていただけたらと思います
・操作の講習会について、日曜日だけじゃなく他の曜日にも開いてくださると参加できるので、助かります
コメント
この講習会は、プレクストークなどの情報機器の操作の講習を行い、より便利に読書を楽しんでいただくことを目的とし、令和2年度より開催しております。
県内の市部を開催地とし、これまで、むつ市、八戸市、弘前市、黒石市、三沢市で開催しました。開催日等は、参加希望者に合わせて決定しております。
開催を予定していましたが、参加者がおらず中止となったことがあるため、令和6年度は、参加希望者のいる地域で開催することとしました。
原則として、希望者が教わりたい機器について講習しておりますが、今年度はセンターにある機器の紹介もあわせて行いました。
機器に関しては、実際に体験しないとわからないことがありますので、ぜひこのような機会に体験いただければと思います。
すでに今年は青森市で開催しましたが、秋に弘前市でも開催します。詳細は決まり次第、青い森通信でお知らせいたします。興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。
2 新刊録音図書の紹介
図書番号・書名・著者名・時間数・原本出版年・内容紹介の順にご紹介します。(書名の前のAの記号は郷土資料を示します。)
【哲学】
1 恋愛とは何か ~初めて人を愛する日のために~
遠藤 周作(えんどう しゅうさく)著 5時間1分
1988年出版。豊かな恋愛経験と古今東西の文学に精通する作者が、わかりやすく男女間の心の機微を鋭く解明した、全女性必読の愛のバイブル。録音テープからデイジー化したもの。
【歴史】
2 A あおもり歴史トリビア 第11集(2015年1月9日~3月27日)
青森市市史編さん室 著 1時間8分
2015年発行。青森市市史編さん室が、青森の歴史や民俗、自然などに関する様々な話題を、季節に応じたトピックなどをまじえて紹介する「あおもり歴史トリビア」メールマガジンをまとめたもの。
3 紫式部と摂関政治の時代がよくわかる本
歴史の謎を探る会 著 8時間1分
2023年出版。平安時代、なぜ紫式部は世界でも類を見ない長編小説を書いたのか。なぜ藤原氏は天皇家をもしのぐ権力を持ちえたのか。紫式部をはじめとする王朝文学と、藤原道長を中心とする摂関政治のあらましをわかりやすく解説する。
4 黒幕の日本史 本郷 和人(ほんごう かずと)著 5時間31分
2023年出版。「ウラからオモテを操った人物」や「重要な役割を果たしたが、陰に隠れた存在」を並べてみると、日本社会の力学、権力の仕組みが浮かび上がる。宇多天皇から西郷隆盛まで16人の「黒幕」を取り上げ、歴史の陰に光をあてる。
【社会科学】
5 ぼくは耳が聞こえない
~それでも妻と一緒に住んだら人生幸せになった話~
みゆみゆチャンネル 著 3時間53分
2023年出版。生まれつき耳が聞こえず、家族全員がろう者のデフファミリーとして育ったトト。複雑な家庭環境に育ちながらも専門学校で手話を身につけたゆうこ。「耳の聞こえない夫と聞こえる妻の日常」を紹介。
【技術.工学】
6 クックパッドなのに「キッチンいらず」のレシピ
~混ぜるだけ!?のせるだけ!?チンするだけ!?~
クックパッド株式会社 監修 2時間17分
2021年出版。混ぜるだけ、のせるだけ、チンするだけ…なのに、こんなにおいしい!ボリュームたっぷりのがっつりおかずから本格的なスイーツまで、『クックパッド』ユーザーたちの簡単レシピが満載。
【産業】
7 日本の水商売 ~法哲学者、夜の街を歩く~
谷口 功一(たにぐち こういち)著 5時間16分
2023年出版。すすきの、弘前、銀座、甲府、浜松、小倉、別府…。2021年10月から2022年12月までの1年余り、コロナ禍の夜の街をめぐり歩いた法哲学者が、そこで営まれる水商売の姿を描き出す。
【文学】
8 A 世界でいちばん孤独な夜に ~寺山修司のことば集~
寺山 修司(てらやま しゅうじ)著 2時間34分
2023年出版。生きづらさ、孤独、悲しみに、静かに染み入る珠玉のメッセージ。時代を超えて愛される、寺山修司のことばをまとめる。
9 A 小田くん家は南部せんべい店
髙森 美由紀(たかもり みゆき)著 7時間43分
2024年出版。青森県の片田舎にある「小田せんべい店」。小学4年生の弘毅は、課外授業でクラスのみんなが家に来ることが嫌だった。だが、不登校の同級生・潤が来たことで弘毅は南部せんべいを焼くことになり…。ぽかぽか家族小説。
10 A 幽世のおくりごと ~百鬼夜行の世話人と化け仕舞い~
忍丸(しのぶまる)著 7時間57分
2023年出版。幽世に迷いこんだ拍子に記憶を失った少女・雪白は、あやかし達の恨みや未練を絶ち、次の生へと送り出す世話人・カゲロウの厄介になることに。あやかし達と心を通わせるうちに、雪白は命の意味を知っていく…。幽世葬送譚。
11 「舌」は口ほどにものを言う ~漢方薬局てんぐさ堂の事件簿~
塔山 郁(とうやま かおる)著 8時間4分
2023年出版。味覚をなくしたグルメリポーター、木の実が恐い元教師、毒草を探す会社員…。様々な悩みを抱えた患者が今日もやってくる。薬局の新米店主と漢方医学のプロが、様々な謎に挑む!漢方の豆知識もわかる養生ミステリー。
12 A 津軽の髭殿
岩井 三四二(いわい みよじ)著 14時間26分
2023年出版。津軽に生まれ、母に「大将軍になりなされ」と吹き込まれて育った弥四郎(後の津軽為信こと右京亮)。天下に覇を唱えんと、仲間と共に版図を広げ…。津軽為信の痛快な人生を描いた歴史小説。
13 目の見えない藤田さん
画長 良比古(がちょう よしひこ)著 9時間5分
2024年発行。表題の「目の見えない藤田さん」を含む6編全てに障がい者が登場する。視覚障がい者の著者によるヒューマニティーあふれるマイルドな小説集。
14 ラーゲリ犬クロの奇跡[児童書]
祓川 学(はらいかわ まなぶ)作 ほか 3時間16分
2023年出版。日本の敗戦後、日本人や日本兵たちは、ソ連軍から戦争犯罪人として扱われ、捕虜となる。ラーゲリでの過酷な抑留生活の中、生きる希望の力を与えてくれたのはクロだった…。日本人抑留者たちに勇気と希望を与え続けた実話。
15 招かれざる宿泊者 ザ・ミステリ・コレクション
ヘザー・グーデンカウフ 著
久賀 美緒(くが みお)訳 12時間30分
2023年出版。作家のワイリーは20年前の凄惨な事件を題材にした本を書くため、現場となった空家を借りていた。雪嵐で停電した夜、庭で頭から血を流して倒れている男の子を発見。生きていることは確認したが、ある恐ろしいことに気づき…。
あんな本こんな本(官能小説)
16 隣りの美少女
倉田 稼頭鬼(くらた かずき)著 6時間14分
その他貸出録音資料
ここで紹介する資料は、センターへ寄贈されたものです。各自治体の資料などは、自治体へ直接お問い合わせください。
- 仏典童話「金のかま・空をあるく象」 デイジー 1枚
- RAB耳の新聞 一般CD 1枚
(2024年5月5日~2024年5月26日放送分収録)
・2024年5月5日・・・担当:棟方 庸子
「県立盲学校ロービジョン相談支援センターの
今年度の活動について」
・2024年5月12日・・・担当:小田垣 妙子
「節約と健康維持につなげたい私の歩行訓練」
・2024年5月19日・・・担当:板橋 和幸
「私が体験したこと 思ったこと」
・2024年5月26日・・・担当:小田垣 康次
「重なった二つのシンクロニシティ」
(2024年6月2日~2024年6月23日放送分収録)
・2024年6月2日・・・担当:南舘 邦士
「絶滅間近い正統派南部イタコ その1」
・2024年6月9日・・・担当:角田 まき子
「盲導犬と共に生活をして」
・2024年6月16日 ・・・担当:佐藤 英理子
「感謝 パパになって」
・2024年6月23日 ・・・担当:小田垣 康次
「冥途の土産に交流大会」
3 新刊点字図書の紹介
図書番号・書名・著者名・冊数・原本出版年・内容紹介の順にご紹介します。(書名の前のAの記号は郷土資料を示します。)
【歴史】
1 こども世界の歴史[児童書]
齋藤 孝(さいとう たかし)著 2冊
2023年出版。「アメリカはどうやってできた?」「ナポレオンはどこがすごいの?」「なぜ中東で何度も戦争がおきるの?」世界の歴史をサイトウ先生がザックリ解説。たのしく学習できるよう歴史年号の語呂合わせや、クイズも収録。
2 A 縄文と生きる 岡田 康博(おかだ やすひろ)著 3冊
2023年出版。「縄文」を世界遺産に押し上げた三内丸山遺跡センター所長が、40年にわたる研究生活を振り返り、登録までの道のりや遺跡との出会いなどを語り尽くす。
3 A 青森の暮らし 2024年冬号 №441
50年以上つづく青森の○○ グラフ青森 編集 2冊
2024年出版。『青森の暮らし』は、青森に住む人々の生き甲斐や思いを伝える雑誌です。本号では、青森で50年以上つづく、店、企業、工芸にたずさわる人々の歴史や想い、新たなチャレンジを紹介します。
【自然科学】
4 65歳からの孤独を楽しむ練習 ~いつもハツラツな人~
高田 明和(たかだ あきかず)著 3冊
2023年出版。大学で長年医学を教えてきた著者が、後半生に幸福な時間を作るために、精神論ではなく脳科学・腸内細菌からわかった科学的エビデンスのある孤独感への対処法を紹介する。
【技術.工学】
5 サプリみたいに栄養がとれる副菜101 ~美容、アンチエイジング、貧血予防、疲労回復、そしてダイエットにも!~
牛尾 理恵(うしお りえ)著 2冊
2023年出版。美容とアンチエイジング、貧血の予防、腸内環境を整える、疲労回復、睡眠の質を高める…。サプリのように効能を明示しながら、 小さなおかずやサラダ、汁ものなどの副菜のレシピを紹介する。
【芸術.美術】
6 スーツアクターの矜恃
鈴木 美潮(すずき みしお)著 6冊
2023年出版。わずかな視界しか確保できない面をつけ、危険なアクションをこなし、感情まで表現する。特撮の真の主役、スーツアクターの世界を知ることができる一冊。『月光仮面』の大瀬康一、『ウルトラマン』の古谷敏、『仮面ライダー』の藤岡弘、らのインタビューも掲載。
7 ウチの師匠がつまらない
錦笑亭満堂(きんしょうてい まんどう)著 2冊
2024年出版。縁あって弟子入りしたのは、ピンクの三遊亭好楽。師匠は面白エピソードの宝庫だった。落語界期待の新星、錦笑亭満堂が生い立ちからお笑い芸人としてのデビュー、落語への転身、真打昇進した現在までを綴る。
8 A 旅路の果て 寺山 修司(てらやま しゅうじ)著 3冊
2023年出版。寺山修司による競馬エッセイ。かつて華々しく活躍した名馬たちの引退後を追う「旅路の果て」、競馬に魅せられ夢破れた人々を描く「競馬無宿人別帖」のほか「さらば、テンポイント」「男の敵」を収録。
9 寄せが見える本 応用編 最強将棋レクチャーブックス 2
森 鶏二(もり けいじ)著 4冊
2004年出版。基礎トレーニング最終章を経て、部分から全体へ。鬼気迫る歴史的名講義が始まる!「寄り形」「攻め筋」「手番」の組合せで考えるセンス抜群の終盤講座。級位者~四段程度を対象とする。
【言語】
10 校閲記者も迷う日本語表現 毎日新聞校閲センター 著 3冊
2023年出版。「要りますか?」に「大丈夫です」は答えになっているか。ついに辞書にも採録された「斜め上」…。ニュースの最前線で奮闘する 新聞校閲記者が、今どきの「ことば」事情を解説する。
【文学】
11 A キッチン・テルちゃん なまけもの繁盛記
堀川(ほりかわ)アサコ 著 3冊
2023年出版。新卒で入った会社を1年で辞め、無気力に過ごしていた28歳の米田亜美。親戚の紹介で受けたお惣菜屋の採用面接で、いかに「働くのがキライ」か力説した亜美だったが、店長のテルちゃんに気に入られ…。波乱万丈&お仕事小説。
12 A 今日、君と運命の恋に落ちないために
古矢永 塔子(こやなが とうこ)著 3冊
2023年出版。「運命の赤い糸」を信じて生きてきた颯太。20歳になった彼がついに出会った運命の相手・まゆらは、少し変わった「予知能力」を持つ少女だった。「私は絶対にあなたと恋なんかしない」そう言い切るまゆらは、颯太にある提案をするのだが…。青森が舞台の恋物語。
13 婚活食堂 9 山口 恵以子(やまぐち えいこ)著 3冊
2023年出版。「めぐみ食堂」の常連客の友人で介護士の山添ありさは、10年越しの恋を終わらせることができずにいた。一方、恵は、初めて来店した社会福祉法人の経営者から心を寄せられるが…。レシピも掲載。
14 シュレディンガーの容疑者 学者警部・葵野数則 2
中西 鼎(なかにし かなえ) 5冊
2023年出版。埼玉県の人口密集地で毒ガステロが発生。連続テロを予告する犯行声明は高度科学犯罪対策班(通称・科対班)が追う「土星23事件」の犯人からのもので…。凶悪犯罪に科学と感性で挑む警察ミステリ第2弾。
15 襷がけの二人 嶋津 輝(しまづ てる)著 5冊
2023年出版。裕福な家に嫁いだ千代と、女中頭の初衣。戦後すべてを失った千代は住み込みの女中に、視力を失った初衣は三味線の師匠となり…。大正から戦後にかけて、「普通」から逸れてもそれぞれの道を行くふたりの女性を描く。第170回直木賞候補作。
16 A 叩く 高橋 弘希(たかはし ひろき)著 3冊
2023年出版。起死回生のため闇バイトに走った男は、押し入った家にとり残され…。表題作をはじめ、訳も分からず妻に去られた夫、海に消えた父を待つ娘など、様々な「隣の人生」を描いた作品集。全5編収録。
17 A 板上に咲く ~MUNAKATA:Beyond Van Gogh~
原田(はらだ)マハ 著 3冊
2024年出版。1924年、画家ゴッホへの憧れを胸に裸一貫で青森から上京した棟方志功。しかし、絵を教えてくれる師も、画材を買うお金もなく…。棟方と苦楽を共にし支えた妻・チヤの無尽の愛と激動の時代を描くアート小説。
18 魔法のない世界で生きるということ
岩佐(いわさ)まもる 著 秋鷲(あきわし)原案 4冊
2023年出版。魔女と共に生きる街、ウルガルズ。魔法学校に通うベナ、サラ、ネモラは、想い人に会えるという「魔女の涙」がウルガルズの大樹にあると知り、一緒に向かうが…。YouTubeで話題になったクリエイター秋鷲の自主制作アニメのノベライズ。
19 A 青森移住ぼちぼち珍道中
井上(いのうえ)じゅん子 著 3冊
2023年出版。実家もない、親戚もいない、喧嘩しても出ていけない青森…笑いあり涙あり。兵庫県から青森に移住した家族のノンフィクションのドタバタ移住体験記。
20 MINECRAFT はみだし探検隊、ネザーへ! 2[児童書]
デライラ・S.ドーソン 作
金原 瑞人(かねはら みずひと),
松浦 直美(まつうら なおみ)共訳 5冊
2023年出版。「はみだし探検隊」のトックが誘拐された!ゆくえを追って再び外の世界へと出てゆくマルたちだったが、誘拐犯の目的地は地獄のような別世界「ネザー」で…。マインクラフト公式小説。「はみだし探検隊」シリーズ第2弾。
あんな本こんな本(官能小説)
21 私のことならほっといて
田中 兆子(たなか ちょうこ)著 3冊
その他貸出点字資料
ここで紹介する資料は、センターへ寄贈されたものです。各自治体の資料などは、自治体へ直接お問い合わせください。
・仏典童話「金のかま・空をあるく象」 ・・・ 全1冊
・心の糧 ・・・曹洞宗宗務庁 発行
・月刊東洋療法 ・・・全日本鍼灸マッサージ師会 発行
・にってんボイス ・・・日本点字図書館 発行
・県民だよりあおもり ・・・青森県 発行
・広報あおもり ・・・青森市 発行
・あおもり市議会だより ・・・青森市 発行
・点字毎日 ・・・毎日新聞社 発行
4 今月のトピックス
令和5年度のアンケートから皆さんがこれまで読んでよかったと思う図書をご紹介します。奉仕員の方には点訳・音訳してよかったと思う図書をお答えいただきました。図書の情報、コメントの順にご紹介します。 なお、コメントは紙面の都合上、抜粋してご紹介する場合があります。 ご了承ください。
六感で味わう白神
牧田 肇(まきた はじめ)著 2冊 / 4時間26分
2022年出版。紅葉、山の名前、植樹、冬の観光…。自然地理学を専門とする大学教授だったエコツアーガイドの著者が、長年の「白神巡り」で得た知識を鮮やかな写真とともに紹介する。
コメント/白神の素晴らしさが美しい写真と共に伝わってきました。視力障がい者を案内した経験を持つ山岳ガイドの方のお話にも感銘を受けました。
尾根のかなたに ~父と息子の日航機墜落事故~
門田 隆将(かどた りゅうしょう)著 4冊 / 7時間43分
2012年出版。男たちは、なぜ語らなかったのか。彼らが胸の内を吐露し始めるまで、四半世紀の歳月が必要だった…。日航機墜落事故の犠牲者の“息子たち”の証言を通して描き出す、感動のノンフィクション。同名ドラマの原作。
コメント/点訳中、涙涙で点訳すすまず毎日泣きながら打った事を今でも思い出され涙が出てきます。点訳もだいぶ長くなりましたが、一生心の中に残る作品だと思っています。皆さんにも読んでもらいたい作品です。
坂の上の雲 1
司馬 遼太郎(しば りょうたろう)著 8冊 / 11時間18分
1987年出版。明治維新を生きた四国松山出身の3人の男達。日露戦争においてコサック騎兵を破った秋山好古、日本海海戦の参謀秋山真之兄弟と、文学の世界に巨大な足跡を遺した正岡子規を中心に、明治の群像を描く長編小説。
※8巻まであります。
コメント/その都度たのしませてもらっています。
魔女ラグになれた夏
蓼内 明子(たてない あきこ)著 2冊 / 3時間40分
2020年出版。三人姉妹の末っ子で6年生の岬。いつも物事を一歩さがって見ていたけれど、幼なじみの要の言葉がつきささり…。自己主張が苦手な岬が、姉の「あてねちゃん」や要との関わりを通して成長していく物語。
コメント/3年前なので忘れましたが、複数回借りておりますので、娘が楽しかったのだと思います。(利用者のご家族の方より)
以上、貸出ご希望の方は、貸出係へお問い合わせください。
5 サピエ図書館新着図書の紹介
サピエ図書館の新着完成図書(2024年5月27日から6月25日)より、一部ご紹介します。なお、製作館名は省略します。
【デイジー図書】
禁断の雑学 ~誰もが口を閉ざす衝撃の雑学250~
黒い雑学研究会 編 8時間40分
2021年出版。「水を飲みすぎると中毒で死ぬ」「トランプを大統領にしないため魔女が大集合した」「生きたまま焼かれるインドのサティー」…。日常的な事柄から、科学、事件、歴史、各地の風習まで、衝撃の雑学250を紹介する。
教養としての「日本列島の地形と地質」
橋本 純(はしもと じゅん)著 11時間22分
2022年出版。千葉県は軟らかい地層なのに、なぜ台地が多い?全国47都道府県の地形・地質、災害の歴史などを紹介する。日本に自然災害が多い理由や日本列島ができるまでの歴史、地質学の基本も紹介する。
密室法典 五十嵐 律人(いがらし りつと)著 7時間18分
2023年出版。大学のロースクールに進学した男子学生。無料の法律相談所に持ち込まれた事件を解きながら、法の真理と人間への洞察を深めていく。『六法推理』の続編。
【点字図書】
極上の言葉に涙する夜があってもいいじゃないか
~胸を撃つ88の物語~
浅沼 道郎(あさぬま みちお)著 3冊
2023年出版。心に響いた言葉、誰かが何気なく発した光る言葉…。これまで著者が書きとめたハートフルな言葉の中から〈88の極上の言葉〉を厳選し、物語仕立てやエッセイ風に綴って紹介する。
きみのお金は誰のため
~ボスが教えてくれた「お金の謎」と「社会のしくみ」~
田内 学(たうち まなぶ)著 3冊
2023年出版。「お金自体には価値がない」「お金で解決できる問題はない」「みんなでお金を貯めても意味がない」お金の謎を解いたとき、世界の見え方が変わった…。学校では教えてくれない「お金と社会の本質」がわかる経済教養小説。「読者が選ぶビジネス書グランプリ2024」の総合グランプリ受賞。
日本語をもっとつかまえろ!
飯間 浩明(いいま ひろあき)著 ほか 2冊
2021年出版。「少々」と「ひとつまみ」は同じ?「さくら」「かしわ」「ぼたん」って何の肉?辞典の編さん者が、身近にあって気になることばの面白さを綴る。「日本語をつかまえろ!」の第2弾。
以上、貸出ご希望の方は、貸出係へお問い合わせください。
6 8月のカレンダー
センター関連の行事等をお知らせします。
・点訳奉仕員養成講習会(むつ市)・・・21日(水曜日)、28日(水曜日)
・音訳奉仕員養成講習会(弘前市)・・・20日(火曜日)、27日(火曜日)
・図書選定委員会 ・・・8日(木曜日)
・音訳校正奉仕員スキルアップ研修会(青森市)・・・26日(月曜日)
・図書整理日 ・・・30日(金曜日)